骨粗しょう症





原因は?


どんな症状が
  でるの?


予防法は?



   

   [骨粗しょう症はどんな病気?]

 「骨粗しょう症」とは、骨量が少なくなって骨がもろくなり、骨折の危険性が高くなった状態です。  

初期には自覚症状がないため気づきにくく、必要な人の2割しか治療を受けていないと言われています。
 


   [骨粗しょう症の原因]

 骨は通常、古い骨を壊して新しい骨をつくる「骨代謝」がバランス良く繰り返されること で健康な骨が保たれています。

 ところが、骨のもとになるカルシウムの摂取が不足したり、身体の老化により消化・吸収力の低下や骨を作るホルモンが不足すると、骨をつくる 量よりも骨を壊す量のほうが多くなります。

 こうして骨からカルシウムが徐々に減り、骨がスカスカになっていきます。


    更年期を迎える女性は要注意!!


 

    女性ホルモン「エストロゲン」は、骨の破壊を抑え、
    骨代謝のバランスをコントロールして骨を丈夫に
    保っています。

    しかし、更年期を迎え、エストロゲンの分泌が急激
    に減ってしまうと、骨を壊す働きが新しい骨を作る
    のを上回り、骨粗しょう症になりやすくなってしまいます。


図 骨粗鬆症財団ホームペーより抜粋
    こんな要因にも要注意!!

骨粗しょう症になる要因には、加齢の他にも体質などやむをえないものと、生活習慣の改善により予防できるものがあります。それぞれ把握して、自分でコントロールできるものは減らしていくよう心がけましょう。




  [どんな症状がでるの?]

  • 骨折しやすくなる
  • 腰や背中の痛みで動作がぎこちない
  • 腰が痛いが、レントゲン検査では異常がない
  • 身長の低下
  • 背中が丸くなる
                                    
 ※骨粗しょう症は、長い期間をかけて進行します。そのため骨量の減少による症状が
 出始めるのは病気がある程度 進行してからです。

 骨粗しょう症予防の生活習慣を続けながら、定期的に骨粗しょう症検診を受け、
 健康状態を確認しましょう。

  [骨粗しょう症の予防]

1、食生活


●まずはバランスのとれた食事

種類の豊富な食事はカルシウムの吸収を高め、健康を維持する基本です

食事は、主食、主菜、副菜を基本に献立を考えましょう。

●カルシウムの吸収を良くするには・・・



●カルシウムを多く含む食品



2、運動

運動不足は骨密度を低下させる原因です。
骨を強くするには重量上げのような負荷の大きい運動が有効ですが、ふつうはウォーキングやエアロビクス、パークゴルフ等の軽い運動で十分です。
特別な運動をしなくても、エレベータやエスカレーターを使わずに階段の上り下りをする、家事できびきびと動く等でも骨を強くすることが出来ます。


                            


3、生活のポイント

●避けたい生活習慣
 極端なダイエット、過度のアルコールやカフェイン、喫煙などの生活習慣は、骨粗しょう症の要因になります。また、インスタント食品やスナック菓子、清涼飲料水には、リンが添加されています。リンの過剰摂取は、カルシウムの吸収を悪くします。思い当たる人は早めの改善を心がけましょう。

                   


●軽い日光浴も大切です

 カルシウムの吸収を促進するビタミンDは、食事から摂るほか、人間の皮膚が太陽の光を浴びることで作られます。 強い紫外線に注意して夏なら日陰で30分、冬なら1時間位を目安に、適度に日光浴をしましょう。


          





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                     釧路市医師会健診センター